「っていうかお前、怖くなかったのかよ?普通ナイフ突き付けられたらビビって何も出来ねぇけど」
まるでお前の睨みなんか効かねぇとでも言うように笑い返してくる爆笑男。
その笑みには少し呆れも混ざっていて。
「怖かったに決まってんでしょ!けど、あの時は腹立ってそれどころじゃなかったの!!」
さっきの出来事が頭を掠めて思わずそう憤慨すると、
「ブハッ!お前マジで面白ぇ!!」
何故か吹き出された。
「ちょっと!笑わないでよ!」
お腹を抱えて本格的に笑い始めた爆笑男に、最早怒りを通り越して呆れしか湧いてこない。
「はぁ……」
なんかもう疲れた。ホント疲れた。
この数時間で一気に十歳は年取った気がするよ。
っていうか、何であたしがこの人達の喧嘩に巻き込まれなきゃいけないの?
ホント意味分かんない!
「──なぁ」
「……何」
やっと笑いが止まったと思ったら、今度は何かを企んでいるような表情であたしを見据える爆笑男。
その表情にウンザリするあたし。
次は一体何を言う気だ。
「お前、俺等の仲間になんねぇ?」


