「……あー、そういや気になる奴がいるって言ってたな」
「えっ、気になる子!?」
十夜が?
どっちかっていうと女の子の方がのめりこんでるイメージがあるんだけど。
十夜の方が好きってなんか想像つかない。
「もしかしたらそいつに会いに行ってるのかもしれねぇな」
「へー」
十夜が会いに、ねぇ……。
「やっぱり想像つかない!」
ゴロンとソファーに寝転がって、んーっと大きく背伸びする。
今日は色んなことあって疲れたし、もう考えるのはやめよう。
これ以上脳ミソを使うとパンクしちゃう。
「ふぁ~……」
フカフカのソファーが気持ち良くて、自然と閉じていく瞼。
あ~すぐにでも寝れそう。
「オイ、寝るんならベッド行けよ」
「…んー……」
煌からそう言われた時にはもう、あたしの意識はほとんど飛んでいて。
数秒後には寝息を立てて寝ていた。


