え、もう終わったの?
状況を把握しようと辺りを見渡すと、視界に映ったのは服は乱れ、ボロボロの状態で倒れている男達の姿で。
そんなボロボロになった男達に紛れて立っていたのは数人の男達。
倒れている人達と同様、ボロボロの人もいれば逆に全く無傷の人もいて。
殴り合わない所を見るとどうやら味方らしい。
その中に悠然立っている失礼男と爆笑男は此処から見る限り怪我はしてないように見える。
無傷だという事にも驚いたけど、それよりも驚いた事が一つあった。
二人の周りに倒れている敵の数。
その人数は、二人の強さを十二分に表していた。
……驚いた。あの二人強いんだ。
弱そうには見えなかったけど、まさかあんなに強いなんて。
……って、あれ?
“アイツ”が見当たらない。
二人の前に転がっていなければいけないはずの男。
違う人に殺られたとか? それとも逃げた?
何だか気になって、男の人の身体を盾にして周囲を探し始める。
キョロキョロと視線を左右に動かしていると、おもむろに後ろを振り返った失礼男。
──次の瞬間。
「お前達、後ろだ!」
静けさを取り戻したはずの公園に、再び叫声が響き渡った。


