Ri.Night Ⅰ 【全完結】



突然の事で受け身が取れず、両方の手の平と膝を思いっきり強打。



……いったぁ~。



離せとは言ったけど何も急に離せとは言ってないじゃん!ムカつく!



「……り、りっちゃん、大丈夫か?」



キッと恨みを込めて顔を上げるが、目の前にはもう爆笑男の姿はなく。



「あったまきた!」



数メートル先を歩いている爆笑男の後ろ姿を見た瞬間、頭の中で何かがプツンと切れた。


アイツ、人をこんな目に合わせておいて先に行くとは何様だ。



ムカついたあたしは勢い良く立ち上がると、痛みの残る足で爆笑男目掛けて走り出し、



「天誅!!」


「ってぇ!」



爆笑男に向かって跳び蹴り………は流石に駄目だと思って、左腕を思いっきり抓ってやった。



フンッ、ざまぁみろ!



「お前っ……!」



悶えている爆笑男にあっかんべーと舌を出して、失礼男の元へと走り出す。