初恋は階段から始まった。


からかわれたけど、優真に言いたいことがあるんだった!


「そーだ、優真!私、遂に初恋なのー!」


「ちょっと、雫!この鈍感娘がっ!」


「え、言っちゃだめだった?」


ふと優真を見ると落ち込んでいるようだった。


「そ…そうか、頑張れよな!」


そう言うと、じゃーなと言って去ってしまった。
 

「あーぁ、やっちゃったね、雫」


「なんでぇ~?」


優真とは、家が隣で幼なじみで、結構、仲は良い方だと思うんだけど、どうしたのかなぁ?


そんなことを思っていたとき、その人は来た。 


「「「「きゃああああっっ♡」」」」


急に廊下が黄色い歓声に包まれた途端、教室のドアがガラッと開いた。