巳甘さんが歌い終わった頃には巳甘さんはもう……


「巳甘さん起きて下さい。いつまで寝てるのですか?」


僕は巳甘さんの死を認めたくなくて巳甘さんを起こした。


「小五郎やめぇや。」


「こんなところで寝てないできちんと布団で寝て下さいよ。風邪引きますよ」


僕は着ていた羽織を巳甘さんにかけた。


巳甘さんの体は冷たくて今にも凍えそうだったから。


「巳甘さん起きないと金平糖あげませんよ。」


「小五郎!」


「僕が全部食べますからね。後で言っても僕は知りませんからね。」


「小五郎!しっかりしぃや!」


必死に止めてる龍馬さんに僕は気付かなかった。


僕の腕の中で寝てる巳甘さんを僕は起こし続けた。


「巳甘さん、起きて下さい。まだ、僕は巳甘さん特製おにぎりが食べたいんです。早く家に帰って作っ_______」


グイッ


沖田総司が僕の襟元を掴む。



「いい加減目を覚ましたら?巳甘さんはもう死んでるんだよ?」


「巳甘さんは死んでないですよ。巳甘さんは寝てるだけなんです。ていうか、何故貴方がここにいるのです?」


「僕は巳甘さんの後を追ってたんだよ。中々お前の居場所吐かないから、わざと脱走するように仕向けたんだ。そしたらまんまと脱走してくれてさ。」


僕の襟元を離しそう言った。


沖田総司は目線を巳甘さんに向けて続けた


「そのあとが大変だったよ。巳甘さん気付いたら町の中へ溶け込んで見失うんだよ?探すの一苦労だったんだから。」