目元が熱くなる。
「巳甘さん!大丈夫です、貴女は助かりますよ。だから、だから…そんな死ぬみたいな前提で言わないで下さい…」
あたしを優しく包み込む小五郎さん。
あたしの血で小五郎さんが汚れる。
「こ…ごろう……さん…にもけ…が…しちゃ……う。」
あたしに刀は刺さったまま。
あたしを強く抱きしめたら小五郎さんを傷つけてしまうよ…
あたしは力を振り絞って刀を抜こうとした。
けど中々力が入らない。
そんなあたしに小五郎さんは気づいて代わりに抜いてくれた。
「あ…ありが…と。小五……郎さん…に…はかん…しゃ…し……きれない…よ。」
「巳甘さん…」
だんだん感覚がなくなってくる。
もうそろそろなんだ…
「こ……ご…ろうさ…ん。さい…ごにき…いてね。」



