「う、う〜ん…。…あ、貴女は…。」


誰かに揺らされて起きると昨日の貴女がいた。


「おはようございます…。ここはどこ?」


「ここは森の中ですよ。それよりも羽織りをなぜ頭を隠すのです?身体を隠してくださ……ぃ………。え?」


僕は貴女の身体を見て驚いた。


貴女の身体は鱗が沢山ついていた。


僕は貴女の身体をずっと見ていたら貴女は不安げに


「驚き…ました…?」


「はい。昨日の事は本当だったのですね。」


「あたしは蛇よ。そこらにいる蛇と違う特別な蛇。」


僕は貴女の声なんか届いてなかった。


僕は貴女の鱗を見るのに夢中だった。


太陽の光が鱗に反射して輝いててとても綺麗だった。


「…綺麗な鱗ですね。光が反射して輝いてます。」


僕は思わず思ったことを口走ってしまった。


「き…れい?」


「えぇ。顔…見せて頂けませんか?」


どうしても僕は貴女の顔を見たかった。


貴女は暫く黙っていたがゆっくりと羽織りを脱いだ。


そして僕の方へと向いた。



「……!」


見惚れる程綺麗だった。


思わず目を逸らしてしまった。