ひまつぶしの恋、ろくでなしの愛

ーーーなんなの、この人たち。




私はまさに『開いた口が塞がらない』といった気分で二人をみつめる。




………いやいや、ダメでしょ、そんなの。



というか、朝比奈光太………こんなにもどうしようもない男だったとは!


こんなの、ただのヒモじゃない!


いくら天才小説家でも、許せない。



しかも、あっちの女に行ったり、こっちの女に行ったり。


とでもないロクデナシだわ!!




「………先生」




私は押し殺した声で言う。




「………いつまでもそんなことを続けていてはいけません。

私が銀行の使い方から教えて差し上げますから、これからはきちんとご自分で管理をしてください。

ソウコさんにもちゃんと生活費を払うべきです!」




厳しい口調で言うと、朝比奈先生は驚いたように目を丸くした。




「えっ、無理だよそんなの。

俺、ほんとにそういうの苦手で」




「無理でも何でも、ご自分でやるべきことなんです。

難しいことなんかじゃありません。

先生がご理解できるまで教えて差し上げますから、ご安心ください」