ひまつぶしの恋、ろくでなしの愛

「え………じゃあ、生活費はどうしてるんですか」




「あー、買い物とかするお金?

それはね、ユリナちゃんて子に頼んでる。

この子がまた若いのにしっかり者でね、俺がお金なくなったって連絡すると、銀行からもらってきてくれるんだ」




「………まさか、通帳とかカードとか暗証番号とか、全部その子が?」




「あー、そういう細かいのよく分かんないから、全部ユリナちゃんに渡して、お願いしてあるよ」




朝比奈先生は当然のように言うけど。



それって、かなりヤバイんじゃない?


ユリナ、めっちゃ怪しいですけど?




「あ、でもねぇ、ユリナちゃんって忙しい子でさ………。

頼んでもすぐには銀行に行けないみたいだから、お金がなくなったら、いつもとりあえずソウコさんにお世話になってるんだ。

ほんと助かるよ、ここにいればお金も使わなくてすむからさ」




「………ソウコさんに生活費は払ってないんですか」




「うん、ソウコさん、いらないって。

ほんと優しいよね、素敵な人だよ」




朝比奈先生はソウコさんに抱きつき、頬に何度も口づけた。


ソウコさんはふふっと笑う。