ひまつぶしの恋、ろくでなしの愛

私はそれだけ言って、威圧するように微笑みかけてから、新しいコーヒーを淹れて、すぐに外に出た。



廊下を足早に歩く。


凍りついたような表情を浮かべている馬鹿女たちのアホ面が目に焼きついていて、思い出すと笑えた。




そんなに青くならなくたっていいわよ。


慣れてるもの。


今さら、自分に対する悪口くらい聞いてしまったって、どうってことない。



今まで何度こういうことがあったかしら?



聞いた中で一番多いのは、『女に嫌われる女』って言葉。




………女に嫌われる女?


大いに結構。



私ほど美人で、優秀で、仕事ができると、妬まれるのは仕方がない。



いいのよ、女に嫌われたって。


別に好かれたくなんかないし、仲良くする必要性も感じない。



あいつら、どうせ上っ面だけのぺらぺらな付き合いなんだから。


表面上仲良くしてたって、裏じゃ、寄ってたかってお互いの陰口たたいてんのよ。



仲良くなんて、なりたくもないわ。


私は自分だけいればいいの。



一人で生きていけるから。