「ああ。大丈夫そうなのか?」
「うん、システムの一部が止まっちゃってるみたいだけど、今日は全員ここに揃ってるから特に問題ないはずだよ」
「わかった」
湊人が壇をおりて、倉庫を出ていく。
それをなんとなく見つめていたら、梓真たちはおりていって、雅にはまた違うチームの人が話しかける。
それを繰り返して、一通りそれが終わったあと、一薫、一騎、ヒナくんは傘下の子たちに誘われ、壇をおりていった。
「矢昏さーん」
雅と私だけが壇上に残っていたら、下から女の子に名前を呼ばれた。よくよく見ると、おなじ学校の子──ROSEの幹部だ。
そう、私をいじめていた女の子たち。
乃花が梓真と付き合い、3人の仲の良さがもどったからか、いじめはなくなったけど。
「千夜、行かなくていい」
「でも……」
「千夜、おりてきなさいよ。
上でぼんやりしてたって楽しくないでしょ」
「乃花、」
おなじ学校の女子で集まっているのか、乃花もそこにいて。
そこに乃花がいるからか、雅は仕方なく私がしたに降りるのを許してくれた。
一時期は乃花のことをよく思っていなかった雅は、私がまた仲良くしていることに、呆れていたけど。
それでも、関わるのをダメだって言ったりはしなかった。



