「あ、」
そこでふと、梓真の姿を見つけて。
壇上に上がってきた彼と碧の幹部たちは、一薫、一騎、ヒナくん、湊人に声をかけた後、こっちに来て。
「おひさしぶりです、南さん」
雅に、声をかけた。
「千夜も、って。
……この呼び方やめた方がいいんですかね」
「べつに好きに呼べばいい。
お前には日頃から千夜の様子見てもらってるんだからな」
──そう。
正式に私が碧の姫を終えたあとも、学校で私と梓真は一緒にいる。最近知った話なんだけど、なんでも、雅から直接私の面倒を見るように言われたらしく。
「おかげで、乃花が拗ねてるんですよ」
──梓真と乃花は、私が裏切り者だと言われてた頃に、一度付き合っていて。
そのあともう一度話し合った後、いまはちゃんと付き合ってるらしい。
「知るか。コイツのこと悪役に仕立てあげたんだからそれぐらい我慢しろよ」
「雅、言い過ぎ……」
また、乃花とは仲良しなんだからね!?
壇の下の乃花と目が合って、ふい、とすこしだけ視線をそらした後、彼女は私に軽く手を振った。
……うん、まだ少しずつしか和解できてないけど、きっと大丈夫だよ。
「雅、話してる途中にごめん。
DECIDEの倉庫のパソコンが不調になっちゃったらしいから、ちょっと確認してくるね」



