「緩菜ちゃんおはよう」

「お、おはよう」

「緩菜、今日から廉斗くんのおうちでお世話になるのよ」



だからさっきあんなにニヤニヤしてたんだ。

お母さん、あたしが廉斗くんだいすきなの知ってるからな。



「廉斗くんままにちゃんと挨拶するのよ?それじゃお母さんもう行くわね?お父さん先に空港行っちゃったのよ」




お母さんは大きな荷物を持ってバタバタと家を出ていった。



なんか、嵐が去ったみたい………。



でもまさか廉斗くんちだなんて……。
お母さんらしいって言ったらお母さんらしいけど。

まだ小さい頃家族ぐるみでも仲良かったからな……。



「緩菜ちゃん、荷物どれもってけばいいの?」

「ちょっとまって、急いで支度するから」



廉斗くんを玄関で待たせて急いで荷造りをする。


1週間だからそれに合わせての部屋着だったりパジャマだったり、下着だったり。



あ……洗濯とかしてるときに下着みられちゃうのかな?


どどどど、どうしよ。やっぱ可愛い下着もってかないと!!


だって地味な下着なんてもってて、
もし、もしも見られたら嫌だもん!!