「俺、帰って寝るから」 先生との会話をあたしの隣で黙って聞いていた朝陽はそう言うと、あたしの頭をポンッと叩いた。 「朝陽、一人で帰れる?」 目がいつもと違って少しだけトロンとしている気がする。 相当熱が高いようだ。 心配になってそう尋ねると、「帰れないって言ったらついてきてくれんの?」と朝陽は期待に満ちたまなざしを向けた。 そんな目で見つめられたら、YESとしか言えないよ……。