よかった……。本当によかった。 ホッと胸を撫で下ろしながら教室を出た瞬間、 「え?」 見覚えのある人物とバチッと目が合った。 えっ?どうして……? マスク姿の朝陽を見つけて思わず瞬きを繰り返す。 「あ、朝陽……来てたの!?」 「あぁ」 「い、いつから!?入って来てくれればよかったのに!」 「心配になって来てみたけど、ちゃんと一人でできてたじゃん」 朝陽はわずかに目を細めた。