* 「タクのカノジョになった。」 淡々とそう告げるとアカネは 「そう。」 とだけいって去っていった。 「うちは、認めないよ。」 アカネのその言葉が やけに耳に残った。 タクのカノジョになってからも なぜか柚くんの大学へ行く自分の足は止めることができなかった。 傷つくだけだってわかっているのに どこか期待している自分がいて 気づけばいつも、柚くんの姿を探していた。