ある日から、僕は病院へ行くことができなくなった。 忘れられているのが辛くて、怖くて。 君に逢いに行けば、一緒に過ごした日々が鮮やかに蘇る。 今日は覚えててくれているかもと少し期待もする。 だけどそれが裏切られた時の空虚感に、僕は耐えられなくなっていたんだ。