また、明日。




気付いた時にはライトに照らされていた優羽の体。






優羽は自分に迫る軽トラックに気付いたようだけど足がすくんで動けないようで。





そんな僕の視界に入ってきたのは優羽の後ろにいたはずの父さん。




走ってきた父さんは、トラックにぶつかるギリギリで優羽を突き飛ばした。




そして、





父さんはそのままトラックに轢かれた。





僕はなぜか身体を動かすことができなかった。





すごく、スローモーションで優羽と父さんとトラックが動いていて、僕がドアを開けて優羽を引っ張ればなんて今更な考えが浮かんでくる。





父さんが轢かれた。





それしかわからなかった。