......今はHR中。
「よし、じゃ、学級委員を決めるぞー。」
「学級委員だってー。」
隣の席のくるみに話しかける。
朝休みでくるみとは随分仲良くなった。
「な、めんどくさいなー。」
と怠そうなくるみ。
「誰か良い奴推薦してくれー。」
という担任。
学級委員かぁ。
去年推薦されてやったけど今年はもうやりたくない。
超めんどくさいんだもん。
まぁ、今年は推薦されないよね..
「はい!!!稚咲ちゃんが良いと思います!!」
「俺もー!」
「私も!」
っておぉぉぉいいいい!!!!
なにやってくれとんじゃぁ!!!
「おー、じゃ紫藤頼んだぞーー。」
「..はぁい。」
断るわけにもいかなくてしぶしぶ答える。
てか、俺もっていった奴、啓じゃん!!
何してくれとんじゃ!
これは仕返しするしかないよね!!!
「じゃ、次男子誰か「はい!!白鳥くんが良いと思います!!」
先生の声を遮って啓を推薦する。
「白鳥かぁ、他、いるかぁ?......いねーのか。じゃ、白鳥宜しくなー。」
フッ、啓のバーカ。仕返しだ!!
啓の方をチラッと向くと渋い顔をした啓がいた。
ま、しょうがないよね。
......ってあれ!?啓が学級委員だってことは一緒に学級委員しなきゃいけないんじゃん!!
私達、二人とも馬鹿だから大変じゃん!!
うわ、なにやってんだ、私。ほんとに馬鹿だろう!?
どうなるんだ!?学級委員!!
啓と二人なんてできる気がしないぞ!!!

