......三分後、
「よし、これで良いんじゃないか!?」
おぉ、なかなかだな私!!!
「..さんきゅ。」
異様にハネている右サイドを編み込んだ。
「......相変わらずうまいな。」
「ありがと。」
うーん、褒められるの二回目だ!!気持ちが良いなぁ。
「相変わらず?」
不思議顔のヒカルと柊。
「お前、髪結んでた事なくね?」
と雅。
「あー、うん。」
「美咲の髪結んでたの、こいつだぞー?」
何故にお前が言う、啓。
「「「マジかよ..。」」」
心底驚いている三人。
失礼だな!!こう見えて手先は器用だぞ!!
「で、一哉と啓はなんでしってんの?」
とヒカル。
「......美咲の髪結んでるの見たことある。」
と一哉。
「俺の髪切ってんのこいつだから!!」
と啓。
そこ、なんで自慢気?
「マジかよ!!俺、どこの美容室か聞こうとしてたのに!!」
啓の言葉に更に驚く柊。
「......」
またよくわからない顔の雅。
「へぇー」
とヒカル。
「ま、そんなことは良いから学校行こうよ。」
そう言って学校にむかおうとした......
「なんで、髪結ばねぇの?」
ら、雅に腕を捕まれた。

