本当に今日彼女が自分のこの手で抱けるのか 信じられなかった。 …ああ、 そうか。 俺はずっと不安だったのだ。 彼女がいなくなる事が不安だった。 あの俺を庇って脚を怪我させてしまったあの時から 人を助ける為なら自分をかえりみない。 女の子なのに、 とても芯のある彼女の一面を見たあのときから。 蓮花。 <目線終わり>