「ま、そーんな痕見せつけられちゃあね。」 美咲は首辺りを指した。 ……!! 「あ、これは、……っ、昨日」 そう言えば昨日、未遂をされて……。 慌てて、首筋を隠した。 「…綾瀬さんにおつかれさまって伝えといてよ、蓮」 「は?どして?」 「…目の前のご馳走を頑張って見ないふりしてきた 彼に対しての労いとして。」 ……。 *** 美咲との買い物を終え帰宅したのは5時半。 準備はしたからそのまま出たらいいだけだけど。 「…幸せか。」