ドンキに寄り、どうにか10時半に家に着いた。 藤ノ宮さんの荷物(ドンキで買った細々した荷物)を持ち、 どうぞと家に案内した。 実際雨でびしょびしょに濡れていて、 すぐにでも風呂に入りたかったがこういう時は、 女の子優先に決まっている。 浴室は綺麗にしているからたぶん大丈夫だ。 藤ノ宮さんは、少し寒そうだ。 「藤ノ宮さん。良かったら、先に風呂どうぞ。 俺は仕事がまだあるから…。」 「え、あ、でも綾瀬さんだって。」 「俺は大丈夫です。」