「や!!」 「直哉!!」 目が覚めたのは学校からの帰りの電車。 俺たちの降りるべき駅から2、3駅過ぎていた。 「うわぁあ!!俺寝てた!!って…北条も?」 いつもは俺が寝てても1、2駅前で起こしてくれるから、安心してたのに… 「北条のアホ!!」 早く家に帰って東条が来てないか気になるのに… 「アホはどっちよ!!おバカ!!」 ピシャリと額を叩かれる。 いつもの駅より、4駅離れたところで降りた。