「直哉…」 “お兄ちゃん”じゃない。 私が好きなのは “直哉” これだけはハッキリしている。 とじょー君は目を見開いて、口を開けたままだった。 直哉…、お兄ちゃんの名前知らないのかな? 「直哉お兄ちゃんのことだよ?」 「ま、マジでか…」 通じてたのか…。 でも改めて自分で言うのは照れるな…。