「かしこまりました
行ってきます」


すると横から


「部長!みどり銀行なら自分が行ってきますよ
これから外交に出るのでちょうどいいでしょ」


「あ・・・新川くんが行くなら頼むわ
小林いいぞ!仕事の続きして」


「わかりました」


あたしは自分の席へと戻った。


「頼みは何だった?」


「みどり銀行行ってきてくれって
でも新川さんが行くって・・・」


「あ~あ・・・なるほどね!
彼女に会いにね
あれ?でも別れたって言ってたけど
うん?あっ!小林さんは知らないかこの事は」


たぶん京子さんさんのことだと
思うけどここは知らない振り。


「えっ?」


「みどり銀行の受付の子と
新川くん付き合ってた・・・かな
付き合ってる・・・かな?」


「そーなんですか」


白々しくいうあたし。


「まぁ 良かったね
お使い行かなくて済んで」


「そーですね」


京子さんの顔を見なくて済んだし
そこは良かったのかな。