ドアノブに手を伸ばした瞬間

貴方のくれたボロボロの薔薇が入った

花瓶がバリンッと音を立てて割れた

私は気にせず、ドアを開けて屋根裏部屋までの階段をかけあがった。



きっと私はこの世界で1番幸せに違いないわ






だって貴方が私を待っているんだもの。





鍵を回し、ゆっくりとドアを開ける




またチュべローズの愛おしい香りがした。











END