「ま、これがボクら乱馬ってこと。
これで満足かな?」
何だかトウヤくんを含め、皆には秘密がある気もするけど。
これ以上自分たちのことを教える気はないようで。
ひとまず、自己紹介はこれにて終了らしい。
「トウヤくん。
教えてくれないかな?
乱馬は一体、何をしているの?
お金の行方をあたしたちは知りたいんだ」
「……………」
…無視ですかいっ。
「それ教えるの、条件あるんだけど良い?」
いつの間にか、トウヤくんの隣にキラが座った。
「条件?」
「うん。
ボクらのお姫様にならない?」
姫?
「2人とも可愛いし、ボク好みなんだよね。
だから、ボクらが守る姫になって?
そうしたら教えてあげるからさ~」
姫。
まぁ、暴走族っぽいですわな。


