念願叶って、由美奈ちゃんとようやく付き合う事が出来た。


 嬉しくて、嬉しくて。

 告白が成功した日の夜なんか、興奮しすぎて眠れなかったほどだ。

 

 翌日。

 洗面所の鏡に映っていたのは、完全に寝不足の俺。



“いい年した男が何やってんだ?”と、思ったが。


 目の前にいる自分は、すごく幸せそうだった。







 その嬉しさは、日を追うごとに徐々に増していく。




 同じ職場なんだし。


 もっと楽しい気分で仕事が出来ると思って、浮かれた気分で何日か過ごしていた。