重たい足を向かせたのは風紀委員会室。 今はお昼時間のため、 授業にしか使わない教科別の教室や、放課後になると出番となる部室がある1・2階を通り過ぎ、 3階の踊り場を出て風紀委員会室がある方向を向くと、 どこかで見たような、 さらさらそうな茶髪の男の人が詩織に背を向けるように立っていた。 ここは進路相談室や生徒会室が並んでいる階。白華学園の制服を着てるという事は生徒。 生徒会の人か風紀委員会の人か? そんな考えを巡らせつつ黙ってその人の横を通り過ぎようとした時。 「あの!」