ニセ笑顔【完】









「なぁ、志岐・・ハッキングしても出てこねえって事は・・志岐が言ったあれ。可能性あるんじゃねぇか?」










「・・はぁ」










・・あれ?










「総長・・あれ。とは・?」











「・・まだ可能性がある。だけだから確証はない。もしかしたら―――」










「待て」











総長の言葉に被せるように志岐が言葉を重ねた。












「何だ」