ニセ笑顔【完】






ほんとにごめん。





心の中でなんど謝っても走り去った愛おしい背中はもう見えなく、一生戻ってこないだろう。






そして俺らを恨むだろう。





俺らに復讐するだろう。






俺はあの笑顔を守れなかった。







居場所を無くさせてしまった。








「惨めな子」






その言葉を最後に、そこからの俺の記憶はあまりない。







俺が目覚めた時は既に病院だったことは覚えている。






オワッタ







俺は結局なにも守れなかった。





好きな人も世界一という居場所も。






好きな人さえ…守っていればこんなことにはなかったのに…




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