「お前、どこまで馬鹿なの、あ、俺らが上手く笑ってただけか。」 ひかるがそういうと護が耳元でこういった。 「もう気づけ、お前がいる場所はもうないんだ。ここには」 何故か優しい声だったのは覚えている。 これが精いっぱいの護のやさしさだとは知らずに私は倉庫から全速力で走った。 「・・また会おうな、詩兎。ごめんな、詩兎」 小さくこういった護は、誰にも届かず倉庫の中で消えた。