ニセ笑顔【完】








川田は戦っている。








殺し屋として、ゲームに勝つために切るか







警視総監・・たった一人の家族を失いたくないから切らないか










「・・川田」







そう言うとグッとさらに強く地面に押し付けられる。









「・・何と戦っているんだ、川田。これは簡単・・な問題っ・・だぞ」









「・・先輩っ」











「ばーか。たったゲームだけのためにたった一人の家族殺すなよ。後悔するぞ。天国のお前の母も泣くぞ。お前の・・お前は大切な人を亡くすなよ」








お前は、ムショに行ってもまだ此処に戻ってこれる。







戻ってきた時に「おかえり」と言ってくれる人を大切にしろよ。







私みたく・・・なるな。








「っ・・うぅ・・ごめんなさいっ・・先輩っ」