「え?喋り方を忘れる?いや、そんな事…」



『あるんだよ。私、教室行くから、じゃね』



佐山 成をおいて教室に向かう
あの人話をしても得、なさそうだし



「あ!ちょっ…待てよっ…!!」




鞄の中からヘッドホンを取り出し、耳につけて教室へ向かう

どうせ、面倒くさがって皆離れて行く
…なら、最初から自分で突き放せばいい