「亮くん、殺したの……?」
「は?」
「莉亜の事、殺したんでしょ……?」
「……殺したって、何の事言ってるのか、わからないんだけど……」
「とぼけないでっ……!!!」
しらを切る亮くんに苛立ちが募って、八当たりするように亮くんの肩を叩いた。
「返して……莉亜を返してよっ!!」
「ちょ、玲奈っ……」
ポカポカと、亮くんを両手で叩いた。
私をどこまで不幸にすれば気が済むの?
幸せだったのに、亮くんが全部壊した……。
「恋人は重傷で意識不明、親友を殺されて、おまけにストーカーまでっ……もういい加減にしてっ!!だいたい話が違うっ!!昔の事、反省したんじゃなかったの!?これからは友達として接してくれるんじゃなかったの!?」
泣きながら、胸に溜まった気持ちを吐き出した。