もう、一生のお願いだから。 「玲奈……」 「やっ……!!」 亮くんの手が、私の頬に触れようとした。 反射的にその手を振り払った。 気が動転して、頭の中が半分パニックみたいになった。 「えっ、玲奈っ!!??」 目の前が急に真っ暗になって、私は意識を失った。 一瞬、亮くんの心配そうな、焦った表情が見えた。 あぁ、もう。 お願いだから私に関わらないでよ、亮くん。