数日後。 「はぁ……はぁっ……」 裕太のお見舞いの帰り道。 私は必死に走った。 後ろからは確かに聞えてくる足音。 私を追いかけてきてる。 時折、シャッターの音も聞こえる。 追われてる。 撮られてる。 もう……嫌……。 必死の思いで家に帰って、安堵するのも束の間。 「お帰り、玲奈。これ、ポストに入ってたわよ」 「……」 お母さんから渡された。鮮やかな空色の便箋。 あぁ、またか……。 引きつった笑顔で受け取って、2階への階段を駆け上がった。