「玲奈っ……」
教室に入ってすぐ、莉亜が心配そうに駆け寄ってきた。
「莉亜……」
亮くんから離れて、縋るように莉亜の元へ。
莉亜は私を抱き締めた後、亮くんを睨みつけた。
「玲奈……何で丸川くんと一緒に?桜井くんは?」
「それが裕太……いつも家まで迎えに来てくれるんだけど、今日は来てなかったの。電話にも出ないし」
「んー、風邪でも引いたのかな……」
2人でそんな話をしてる時だった……。
「早瀬っ!!大変だぞっ……」
裕太の友達が血相変えて教室に入ってきて、私に駆け寄ってきた。
「どうしたの……?」
「裕太っ……裕太がっ……」

