いつの間にか、友達としゃべってたはずの丸川が俺らの前に立っていた。 「丸川、何の用っ……」 「玲奈」 丸川は俺を軽く突き飛ばして、玲奈の顔を両手で押さえた。 ―ザワッ 一瞬で、教室内が騒がしくなった。 目の前で起きた事なのに、理解するのに数秒かかった。 「っ……てめぇ」 気づいた時には、俺は丸川の腕を掴んで玲奈から引き離し、右手の握り拳で思い切り殴ってた。 「っ……」 玲奈が少し怯えてる。 でも、許せなかった。 丸川が、玲奈にキスした。