「へーえ!やっぱそうだったのか。なんとなくそんな気した!だって2人、傍から見たらあんま恋人っぽくないし。ただの仲良しな友達って感じ」
「っ……」
心の片隅で気にしてた事を言わて、イライラした気持ちが湧き上がる。
乱暴に丸川の胸倉を掴んだ。
「やっぱ、玲奈に似合う男は俺だけみたいだな……」
「お前っ……」
俺は丸川を殴った。
遠慮なく、思い切り。
その弾みで丸川は地面に尻もちをついた。
キッと、鋭く睨んできた。
俺も負けじと睨み返す。
「何だよ、随分と玲奈に未練タラタラみたいだけど、男なら潔く身を引けよ」
「……無理」
立ち上がった丸川は尻についた砂を手で払い、俺を真っ直ぐ見て鼻で笑った。

