玲奈はよっぽど怖かったのか、悲鳴を上げて気絶してしまった。 「……玲奈」 気絶した彼女を抱き起して、何度も名前を呼んだ。 俺はただ、キミを奪われるのが怖かった。 誰にも渡したくなかった。 大好きだから、愛してるから。 だから……独占したかった。 「玲奈……愛してる」 何がいけなかった? 結局、悪いのは俺? ただ、キミが好きなだけだったのに。 愛し方が悪かった……? でも仕方ないんだ。 俺には、わからないから。 上手な愛し方なんか、知らない。 【丸川亮は上手な愛し方を知らない】