「クソっ……何でっ、何でだよっ」
休日。
玲奈にメールを送ったが、一向に返信がない。
彼女にも都合がある。
忙しいのかな、と考えつつ。
また村田といるのかも、という嫌な想像が頭に浮かんだ。
不安で落ち着いていられなくて、気づけば何通もメールを送っていた。
でも結局、返事がくる事はなかった。
次の日、登校中に玲奈にその事を言うと「友達とカラオケに行ってたんだ。メールに気づいたの、夜になってからだったから」と苦笑い交じりの返答。
友達って村田の事?
本当はあいつと出かけてたんじゃないの?
消失してくれない、不安と不信感。
そのせいか、いつしか玲奈に何通もメールを送る癖が身についてしまっていた。
明らかな迷惑行為とわかっていながら。
「亮くん……メール、何通も送らなくても……話なら、学校でできるし」
という風に、玲奈はたまに苦言を漏らす事もあった。

