「ありがとう……玲奈ちゃん」 「へっ?」 あ、やばっ。 いつも心の中で玲奈ちゃんって呼んでたから、つい……。 「丸川くん、私の名前、憶えててくれたんだー!よかったぁ。名前呼んでくれた事ないから、てっきり忘れられたんだと……」 「忘れるわけないよ。でも、馴れ馴れしいかな……」 「ううん、全然っ!ちょっと照れるけど」 明るくて、素直な彼女を、愛おしいと思った。 これが何なのか……すぐに実感できた。 これが……恋だ。