中学に入学してからは、ただただ必死だった。
家は居場所じゃない。
せめて学校では、居場所を失わないようにしないと。
毎日、必死に勉強して。
成績はトップをキープして。
みんなが嫌がる事を積極的にやって。
必死になってるうちに、人気者という地位を確保できた。
例え、偽りの人気者だとしても、別によかった。
毎日がむしゃらに過ごして、たくさんの人に囲まれてれば、消えてくれるかなって思った。
だけど、蛍さんに捨てられたという心の傷は、決して消えてくれる事はなかった。
そして中学2年になる頃には、父さんはまた再婚。
今度の母親はとても陰気で嫌味っぽい人だった。
父さんの前ではニコニコして、俺には平気で暴言を吐いて、冷たくした。
あからさまに俺を鬱憤晴らしの道具として扱っていた。
本当に苦しい日々だった。
しかし、3年生に進級して、大きな転機が訪れた。

