「きっと亮くんは、大人になったら今よりもーっとイケメンになるわね。ふふっ、成人式が楽しみね」 「……成人式、ちゃんと見届けてね」 蛍さんは微笑みながら「うん」と言ってくれた。 「成人式も見届けるし、亮くんのお嫁さんも見たいし、孫の顔も見たいわねー」 その言葉にすかさず「気が早いよ」とつっこんで、お互い笑い合った。 幸せだった。 蛍さんが……お母さんが大好きだった。 こんな日々がずっと続けばいいなって思ってた。 でもその日は突然やってきた。