蛍さんの作ったご飯はとても温かい味がした。 「どう?美味しい?」 「はい!すっごく」 「そっか。よかった~」 不思議と、蛍さんと一緒に過ごす時間はとても心地良かった。 「……洗い物、手伝います」 「ありがとう。亮くんはとってもおりこうさんね」 12歳で初めて、母親っていいなって思うようになった。 蛍さんが、父さんの事だけじゃなくて、俺の事も見てくれた事がすごく嬉しかった。