でも、12歳の時。 小さな変化が訪れた。 「亮、今日からお前の新しいお母さんになる蛍さんだ」 「よろしくね」 小学6年生に進級してすぐくらいに、また新しい母親が来た。 何人目の母親かは知らないけど。 とにかく、めちゃくちゃ若い人だった。 「……よろしくお願いします」 またかって感じだった。 むしろ、今度の新婚生活はいつまで続くんだろうって思った。