元カレ




家の近くにさしかかった時、



「あれ……」


家の前に誰かいた。
見覚えのある人影……。



「な、んでっ……」


咄嗟に、隣にいる村田くんの腕を掴んだ。


自然と体が震える。





「……玲奈」


「亮くんっ……」


私の家の前にいるのは、亮くんだった。




「玲奈が学校休んで、心配だから様子を見に来た……」


「来ないでよっ!!今すぐ帰って……」


「玲奈……」



ふいに、私しか捉えてなかった彼の視線が村田くんを捉えた。




「村田っ……」


その瞬間、亮くんはすごく驚いた表情をした。